明るく誰にでも優しく、自然と人が集まってくるような魅力を持っている。
お嬢様だけど飾ったところはなく、○い責任感でみんなをまとめるリーダー気質。
しかし本人にその自覚はなかったりする。
紅茶が好きで、ティーセットを集めるのが趣味。
忙しく海外を飛び回る両親に代わって おばあちゃんに面倒を見てもらっている。

幼少の頃からお嬢様学園に通っていたこともあって、同年代の男性に免疫がない。
そのため真咲とも最初は上手く接することができない。
「私が頑張ることで、誰かが笑顔になってくれるのなら、躊躇うことなんかなにもないと思う」

物腰は柔らかく、恥じらいを知る控えめなお嬢様。
父親は華道、母親が舞踊の家元という名家で、自身も師範レベルの腕前。
織山家とは家族ぐるみの付き合いで、両親が不在の明日香を見かねて居候を志願した。
学園でも明日香と一緒で、なにかと頼られがちな彼女を陰ながらサポートしている。
舞うことが好きで、織山家に来てからも時間があれば一人で練習をしている。

それともう一つ秘密の趣味があり、ひょんなことから真咲にそれを知られてしまう。
そして秘密を共有できたことで、ふたりの距離が少しずつ縮まっていく。
一般的な女の子と比べると若干控えめな胸がコンプレックス。
「踊ってると落ち着くんです、身体の動きに心を重ねて…… 余計なモノが流れ落ちていくような、そんな気がして」

名高い聖キキリア学園で、誰よりもその言葉がふさわしいとされる深窓の令嬢。
声や仕草、そのどれをとっても気品が感じられる学園生たちの憧れの的。
成績優秀にして運動神経も抜群。 非の打ち所がないが、最近は成績を落している。
実は真咲が織山家の前に仕えていた屋敷のお嬢様。

真咲が暇を出されるきっかけを作った人物だが、事の真相には箝口令が敷かれている。
可憐な見た目とは裏腹に、思い込んだら一直線の激しい情熱を秘めている……!?
「あなたと会うことがわかっているのに、どうして下着をつける必要があるんですか？」

物腰は柔らかく、あふれる包容力で さりげなく真咲たちをサポートしてくれる。
飄々としてサバサバしているように感じるが、実はとっても尽くしてくれる女の子。
聖キキリア学園の卒業生で、在学中に様々な伝説を残している。

現在はワケあって実家を離れ、一人暮らし中。
「それじゃあ今日から君は助手の助手ってことで、お手伝いよろしくね」

真咲をお兄ちゃんと慕いつつ、一人の女の子として見てほしいなーと思い始めている。
妹という立ち位置からなんとか抜け出そうと頑張る、一生懸命で健気な女の子。
たくさん勉○して聖キキリア学園に特待生として入学。

学園で迷っているところを雪乃に助けられ、その後も色々と面倒を見てもらっている。
ドジっ子だが、がじゅまるではお姉ちゃんとして下の子たちの面倒を見ている。
「きょ、今日からお世話になります！ 美朱ひよこですっ！　よ、よろしくおねがいしましゅっ！」

幼い頃に両親を亡くし、○○養護施設 『がじゅまる』 で育ち、施設長の紹介で使用人としての修行に出た。
修行を終えると名家の屋敷に仕えていたが、ある事件が原因で暇を出されてしまう。
その後、世葉州さんを助けた縁から織山家の使用人として働くことになる。
前向きな性格で、よくお人好しと言われている。

これといった趣味はなく、○いて挙げるのなら“働くこと”。
与えられた枠の中で楽しみを見出すことが好きで、仕事中も遊び心を忘れない。
また自分を育ててくれた 『がじゅまる』 をとても大切に思っていて、働いて得たお金の一部は恩返しのために寄付している。
「洗濯物は色を整えて、物干し竿に虹がかかるようにしてっと…… よし！ 完璧だ！」

明日香にとっては母方の祖母に当たり、名字は違う。
いつも朗らかな笑みを浮かべ、真咲や孫娘たちの頑張りを陰ながら支えてくれている。
生まれは財閥の次女で、亡き夫も一代で財を築いた資産家という生粋のセレブ。
壮年は事業を営む夫を支え、晩年は培ったマナーを若い世代へと伝えるため、各所で講演や教鞭を執っている。

その優しい人柄に惹かれる者は多く、業界を問わず顔が広い。
明日香の気取らない性格は、おばあちゃんの影響が大きいとよく言われるらしい。
「あらあら、みんな楽しそうね。 私も混ぜてもらおうかしら」

その正体は織山家に仕える執事さん。
屋敷に関するすべてのことを任されており、主であるおばあちゃんの信頼は厚い。
執事としての実力はかなり有名で、世界各国のセレブからオファーが絶えない。
しかし本人は生涯織山家に仕えると誓いを立てているので、そのすべてを断っている。
非常に温厚で、普段は好々爺としての雰囲気を崩さないが、有事の際は人が変わったかのように鋭い面持ちを見せる。

プロフェッショナルとして自分に厳しく、主の要望には必ず応える実力とコネクションを持っている。
「お任せください、そんなこともあろうかと、こちらに用意してございます」